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そけいヘルニア知恵袋

世界では日帰り手術は当たり前

2023.06.21

こんにちは。調布駅前そけいヘルニアクリニック院長の菅間(かんま)です。

今回はなぜ私が日帰り全身麻酔手術のクリニックを立ち上げたのかについて、お話しできればと思います。

私が日帰り手術クリニックというものに出会ったのは2020年の事でした。麻酔科医として働きつつ自由診療クリニックの経営をしている日々の中、麻酔の仕事であるクリニックを訪れました。

それは品川区にある「ALOHA外科クリニック」で、当院と同じく鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を日帰り全身麻酔で行うクリニックなのですが、それまでの手術=入院=病院という固定観念が覆されました。院長の新谷先生は確かな技術と先進的な考えをお持ちで、日帰り手術について多くの事を学ばせていただきました。そして私も日帰り手術について調べ、これが今の日本に必要なものだと強く認識しました。

鼠径ヘルニアのような低侵襲な(=傷が小さく体への負荷が少ない)手術を、わざわざ入院で行うのは世界中で日本だけです。海外ではほぼ100%日帰りです。これは日本が安全だというわけではありません。ただ必要のない医療を行っているだけです。

海外には日帰り全身麻酔手術のプロトコールがあり、安全性も入院した場合と全く変わりません。現在の麻酔薬は本当に進歩しており、手術が終わって30分もあれば体内に残存する薬などありません。全身麻酔=入院という概念は日本だけのものなのです。

私は麻酔科医という立場から日帰り手術というものを社会にもっと広めることで、患者さんにとっても社会にとってもより良い医療を提供していければと考えております。最近は下肢静脈瘤や副鼻腔炎手術を日帰り全身麻酔で行うクリニックも増えてきており、徐々に日本にも日帰り手術というものが広まってきたように感じております。

私はまずは外科の先生たちとのチームで鼠経ヘルニアという疾患をターゲットにしたクリニックを開業しましたが、今後は婦人科や泌尿器科などの分野にも手を広げていけたらと考えています。

これからもこんな私のチャレンジを温かく見守っていただければ幸いです。

この記事の著者

菅間 剛(かんま たけし)

2007年、慶応義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などの麻酔科に勤務し、5000件を超える手術麻酔を担当。2023年、調布駅前そけいヘルニアクリニック開院。
東京都調布市出身で、父も調布市内で「菅間医院」の院長をつとめる。

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