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日帰り手術と入院手術:鼠径ヘルニア治療の新しい選択肢
2024.10.04
こんにちは。調布駅前そけいヘルニアクリニックの菅間(かんま)です。
鼠径ヘルニアと思われる症状が出ている場合は、医師のもとで適切な検査をしたうえで手術をおこなう必要があります。しかし手術を検討していても、仕事やお金の関係などで長期間の入院ができないと悩んでいる人もいますよね。
そこで今回は、鼠径ヘルニアの治療として日帰り手術でも大丈夫なのか、日帰り手術と入院手術のそれぞれのメリットなどを解説します。
あなたに合った治療方法を見つけるためにも参考にしてください。
鼠径ヘルニアは日帰り手術でも大丈夫!
鼠径ヘルニアの手術は基本的に全身麻酔でおこなうため、「日帰り手術でも大丈夫なのか」と不安を感じている人もいますよね。
結論としては、鼠径ヘルニアの手術は日帰り手術でも十分に対応できるため、問題はありません(症状によっては入院が必要となる場合もあります)。
なぜなら、全身麻酔で手術をおこなったとしても、手術した当日から普段どおりの生活を送れるからです。また、日本では入院手術で治療する方もいらっしゃいますが、海外では日帰り手術がスタンダードです。
日帰り手術の流れ
当院における日帰り手術の流れは、以下のとおりです。
・診察予約
↓
・診察
↓
・手術前検査
↓
・手術(後日)
↓
・回復・帰宅
当院では、最初に診察で手術の流れや生活上の注意点などを説明します。そして、血液検査や心電図検査といった手術前検査を行い、後日に手術を実施する流れです。
また、手術後も回復室で1から2時間ほどの休息をとり、安全に帰れることを確認してからご帰宅いただきます。
入院手術と日帰り手術はどちらが良い?それぞれのメリットを紹介
入院手術と日帰り手術には、それぞれメリットがあります。どちらの方法で鼠径ヘルニアを治療するか悩んでいる方は、事前に確認しておきましょう。
鼠径ヘルニアを入院手術で治療するメリット
鼠径ヘルニアを入院手術で治療するメリット
・手術後のトラブルにすぐに対応できる
・気持ちに余裕が持て安心して手術を受けられる
鼠径ヘルニアを入院手術で治療する場合、手術してから一定期間を病院で過ごすことになるため、何かしらのトラブルが発生した際に医師や看護師がすぐに対応できます。
そのため、手術にトラウマがある方や強い不安を感じている方は、入院手術がおすすめです。
鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療するメリット
鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療するメリット
・費用を抑えられる
・すぐに社会復帰できる
・入院準備などの手間を省ける
鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療する場合は入院費用を抑えられるほか、翌日から社会復帰もできます。そのため、治療費用をできるだけ抑えたい方や仕事が忙しい方は、日帰り手術がおすすめです。
あわせて「鼠径ヘルニアの日帰り手術のメリットとリスクを比較」の記事もお読みください
鼠径ヘルニアの入院手術に関するQ&A
患者さんから多く聞かれる質問に対して回答します。
Q:鼠径ヘルニアの手術は何日入院しますか?
鼠径ヘルニアを入院手術で治療した場合、数日から一週間ほど入院するケースがほとんどです。そのため、入院手術を選択する場合は、事前に会社や家族に相談することが大切です。
Q:鼠径ヘルニアの手術は1泊でいくらくらいかかりますか?
鼠径ヘルニアを手術して入院した場合、1泊2日から3泊4日で15~20万円ほどかかります。
あわせて「鼠径ヘルニア治療の費用について|調布駅前そけいヘルニアクリニック」の記事もお読みください
この記事の著者
菅間 剛(かんま たけし)
2007年、慶応義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などの麻酔科に勤務し、5000件を超える手術麻酔を担当。2023年、調布駅前そけいヘルニアクリニック開院。
東京都調布市出身で、父も調布市内で「菅間医院」の院長をつとめる。