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鼠径ヘルニアと旅行:術後の旅行で注意すべきポイント
2025.03.18
こんにちは。調布駅前そけいヘルニアクリニックの菅間(かんま)です。
鼠径ヘルニアらしい症状が出ていても、旅行を控えていると旅行から帰ってきてから手術をしたほうがいいのか疑問を感じている人もいるでしょう。
しかし、鼠径ヘルニアの症状が出ているにもかかわらず放置していると、脱腸部分がお腹に戻らず壊死してしまう危険性があります。
そのため、早めに医師に相談し、治療することが大切です。
また鼠径ヘルニアは日帰り手術が可能な病気であるため、無理のない範囲で手術してから数日後に旅行するという選択肢が無難でしょう。
今回は鼠径ヘルニアの症状が出ていて旅行を控えている人に向けて、術後の旅行について解説します。
あわせて「鼠径ヘルニアは早期治療が大切!最適な手術のタイミングと入院が必要なケースを解説」の記事もお読みください

鼠径ヘルニアの術後の旅行で注意すべきポイント
鼠径ヘルニアの術後の旅行で注意すべきポイントは、以下の通りです。
・術後2週間は重たい荷物を持たない
・スノーボードやサーフィンなどの激しい運動は控える
・リュックよりもキャリーケースを使用する
術後の再発リスクを下げるためにも、しっかりと確認しておきましょう。

術後2週間は重たい荷物を持たない
鼠径ヘルニアの術後は患部の回復を妨げないためにも、基本的に2週間は腹圧のかからない動作を心がける必要があります。
そのため、術後2週間以内に旅行が決まっているのであれば、できる限り重たい荷物は持たないように意識することが大切です。
スノーボードやサーフィンなどの激しい運動は控える
旅行に行く人の中には、スノーボードやサーフィンといった運動を計画している人もいるかもしれません。
しかし、これらの激しい運動は鼠径ヘルニアの再発リスクを高めてしまうため控えましょう。
術後4週間から6週間が経過していて痛みなどがなければ、問題はありません。
リュックよりもキャリーケースを使用する
旅行中の荷物は、リュックよりもキャリーケースをおすすめします。
なぜなら、キャリーケースのほうがお腹に対する負担が少ないからです。
リュックの場合は常に背負った状態であるため、座ったり立ったりといった動作をする際にリュックの重さがお腹への負担になります。
そのため、鼠径ヘルニアの術後に旅行するのであれば、キャリーケースをおすすめします。
あわせて「最短翌日!鼠径ヘルニアにおける手術後の社会復帰について」の記事もお読みください
鼠径ヘルニアと旅行に関するQ&A
患者さんからよく聞かれる質問に対して回答します。
Q:鼠径ヘルニアの手術後、飛行機に乗ることはできますか?
鼠径ヘルニアの手術後でも、すぐに飛行機に乗れます。
Q:鼠径ヘルニアは歩行困難になる?
鼠径ヘルニアを放置して症状が進行すると痛みが伴い、歩行が困難になるケースもあります。
しかし、術後痛みがおさまれば歩行困難になることはありません。
Q:鼠径ヘルニアの術後は食事を制限する必要はありますか?
鼠径ヘルニアの術後は、特に食事を制限する必要はありません。
Q:鼠径ヘルニアの術後はレンタカーを運転してもよいですか?
鼠径ヘルニアの術後にレンタカーを運転しても問題はありません。
この記事の著者

菅間 剛(かんま たけし)
2007年、慶応義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などの麻酔科に勤務し、5000件を超える手術麻酔を担当。2023年、調布駅前そけいヘルニアクリニック開院。
東京都調布市出身で、父も調布市内で「菅間医院」の院長をつとめる。