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医療ドラマ『ドクタープライス』のあの解雇シーン、麻酔科医の僕が語ります!
2025.07.30
こんにちは、調布駅前そけいヘルニアクリニック院長の菅間です。
最近、話題の医療ドラマ『ドクタープライス』、皆さんは観ていますか? 僕も麻酔科医なので、ついつい専門家目線で観てしまうんですが、スリリングで面白いですよね 。
特に僕が「おっ」と思ったのが、第一話のワンシーン。子育て中で残業ができない麻酔科医の新井先生が、主人公の策略で職を追われてしまう場面です。
「え、お医者さんって、あんなに簡単にクビになっちゃうの?」と心配になった方もいるかもしれませんが、そこはドラマ。現実の常勤医師は法律でしっかり守られているので、ご安心ください。
ただ、このシーンは、子育て中の女性医師が直面する働き方の難しさや、時間の制約といったリアルな課題をうまく描いているなと感じました。同じ医師として、とても共感する部分が多かったです。
ちなみに僕たち麻酔科医は、手術の間ずっと患者さんのそばで血圧や呼吸を管理し、命を守る「手術室の守護神」なんて呼ばれたりもします。
ドラマをきっかけに、手術の安全を陰で支える僕たちの仕事にも、少し興味を持っていただけたら嬉しいです。
季節の変わり目、皆さんもどうぞご自愛くださいね。
この記事の著者

菅間 剛(かんま たけし)
2007年、慶応義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などの麻酔科に勤務し、5000件を超える手術麻酔を担当。2023年、調布駅前そけいヘルニアクリニック開院。
東京都調布市出身で、父も調布市内で「菅間医院」の院長をつとめる。