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そけいヘルニア知恵袋

医師として、そして経営者として:クリニックの使命とビジョン

2024.10.03

こんにちは。調布駅前そけいヘルニアクリニックの菅間です。今日は鼠経ヘルニアと直接は関係ないかもしれませんが、自分の人生観とか医師という仕事に対する思いと、このクリニックを立ち上げた経緯を絡めてお話したいと思います。

まず自分が医師になった理由は、既定路線だったと振り返ります。

父も祖父も医師であり、自分も医師になるのかなと思って医学部に入りました。私は今43歳ですが、医師としては18年目で、気力も体力も充実し、経験値も貯まったいい時期なのかなと思っています。

私は医師なんて別に偉い仕事だと思っていません。単純に数多ある仕事のうちの一つだと思ってます。困って来た方の人生を少しだけ豊かにする、という他の社会サービスとまったく同じことをやっているだけです。自分にとって重要な意味を持つのは、自分が医師かどうかではなく、この社会で役割を持っているという事実なのかなと思います。

だからこそ自分は経営をするんだと思います。起業とか経営というのはなんとなく始めるものではなく、この社会に落ちているニーズを拾って、それに対して自分の持つスキルや知識を使ってどう対処するか、から始まると思っています。私が医師として長く働いてきたなかで、鼠経ヘルニアで困っている人がこの社会にはたくさんいるのではないか、というニーズを感じとったので、鼠径ヘルニアという病気に関わってみようと思いました。

開院当初から多くの患者様にご来院いただき、このクリニックにも少し社会的な役割を持たせられたかなと手応えを感じており、その点ではとても満足しています。しかしまだまだ考えるべきことが多く、次はこのクリニックの中をいかにブラッシュアップしていくか?について、日々模索しています。

当院で鼠経ヘルニアの手術を受けた患者様から、「ここで受けて良かった」と思っていただけるクリニックにするため、手術を美しく丁寧にすることはもちろん、術後の痛みや吐き気を少しでも和らげる方法を考えたり、手術に対する恐怖心をいかに抑えられるかを考えたり、ストレスなく受診していただけるようなWebページのコンテンツを考えたり、やっていることを挙げていくとキリがありません。でもこれが医師としての経営の醍醐味かなと思っており、これからも頑張っていこうと考えておりますので、これからも調布駅前そけいヘルニアクリニックを応援していただければ幸いです。

この記事の著者

菅間 剛(かんま たけし)

2007年、慶応義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などの麻酔科に勤務し、5000件を超える手術麻酔を担当。2023年、調布駅前そけいヘルニアクリニック開院。
東京都調布市出身で、父も調布市内で「菅間医院」の院長をつとめる。

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